ブログ(会員限定) 日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART68
米東海岸の港湾労働者ストは昨夜、電撃的に終結した。労使双方が今後6年間で62%の賃上げで暫定合意したからだ。組合員の平均時給は39ドルから6年後に63ドル(約9200円)に跳ね上がる。日本人からしてみれば9200円は日給かと勘違いしそうな額である。米国では全業界の平均時給が1ドル=147円換算で約5170円(35.2ドル、ボーナス込み)と高額だが、家賃や飲食など生活費そのものが高く、賃上げ要求も日本よりも1桁多いのが実情である。しかし、今回の米東海岸の港湾労働者ストの賃上げ要求は、これまでの賃上げ要求の2倍程度と破格の要求であり、他の業界の賃上げ要求にも波及しそうな雰囲気である。実際、米西海岸の港湾労働者は昨年の労使交渉で6年間32%の賃上げで妥結している。同じ業界、同じ作業で2倍の賃上げが通ったことは他の労組の士気を高めることになりそうだし、賃金インフレの加速につながると見るべきだろう。為替市場では米東海岸の労使交渉の妥結で1円ほど円高ドル安に振れたものの、それは今夜発表の米雇用統計を控えて「円売り・ドル買い」のポジションを積み上げていた大口投資家が、いったん利食いに動いたためと考え...
