2024-08-23

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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART55

今週は21日の米雇用統計年次改定で今年3月までの雇用者数が年間約82万人下方修正されて、ドル円相場が一時144円台に突入。今夜は世界の中国銀行総裁やエコノミストなどが集まるジャクソンホール会議が米国で開催され、パウエルFRB議長が講演する。それを材料に、今日も1ドル=145円20銭台まで円を買う動きがあったものの、株価は今週1週間を通じて堅調だった。これはピーク時で75兆円前後あったと見られる株絡みの円キャリートレードのポジションが、今月5日の暴落でその大半が巻き戻され、日本株と円相場の連動性が薄れた証拠と見て良さそうだ。今夜のジャクソンホール会議にしても、パウエルFRB議長は来月の利下げについて0.5%かどうかは明言しないだろうし、その後の方向性についても市場の予想をおおむね追認する程度の発言があれば、踏み込んだ感じで基本的にはデータ次第の従来姿勢を貫くと思われる。そもそも、このタイミングでのFRB議長としての利下げ予想は与党民主党の選挙に有利に働くため、発言そのものを控えたいところである。こう読むと、すでにジャクソンホール会議は為替相場にも株式相場にもほとんど織り込まれたと考えるの...