2024-05-29

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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART29

日経平均は9時半頃に280円ほど上げる場面があったが、その後この高値から600円以上も急落して、結局298円安の3万8556円で終わった。やはり、3万9000円を超えると、すかさず大量の売り物が出てきて上値の重さを思い知らされてしまう。今日の急落は長期金利の急上昇も大きな要因で、10年物国債の利回りは、朝方の1.03%台から1.08%台まで急上昇した。10年物国債も前日比で0.43%下がって97円48銭で終わったが、これは「ドル買い(円売り)・債券先物売り」の裁定取引に主導された感じである。いわば、ヘッジファンドなど投機筋の日本国債売り崩しが再び本格化しているのである。しかも、悪いことに日本の長期金利は年初の0.5%台からほぼ2倍の1.1%弱まで急上昇しており、国際投機筋は日本国債へのアタックを強めている。彼らは「円売り(ドル買い)と債券先物売り」を同時並行で行なっている向きが多いこともあり、今日はその影響で株価が乱高下したとも言える。債券先物を売っている投機筋は連勝続きで回転が効いているから、日銀が何らかのアクションを起こして利回り上昇をけん制しない限り、目先的には歯止めがきかなくな...