2024-04-12

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日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART14

前回予告したように、10日発表の米CPI(消費者物価指数)が上振れしたため、円相場はついに152円の壁を突破した。12日午後4時現在は153円20銭台で推移している。22年10月と昨年11月の高値がともに1ドル=151円90銭台で、直近でもそれが円安の下限なってきた。本来なら、それほどの大きなフシを1年半ぶりに突破したのだから、もっと円安が進んでもおかしくはないはずである。しかし、154円台に入ると、昨年12月末の円の安値140円20銭台からの下落率が10%を越えることになり、そこは円買い・ドル売りの市場介入ポイントになるとの見方がある。これまでは3カ月で円の下落率が10%を越えると、市場介入を実施してきた経緯があるようで、今はそれが警戒されている。ただ、昨年12月の140円台は瞬間風速的な円高であり、今年1月半ばには148円台まで再び円安が進んでいる。チャート面でもドル円相場の26週移動平均は148円近辺、13週線が149円台にあるため、大規模な介入を実施した22年10月のような急激な円安とは言えず、いわゆるスムージングオペレーションだとしても、市場介入はかなり難しい感じになっている...