ブログ(会員限定) 日本株にかけられた「PBR1倍回復魔法」 PART3
日経平均は朝方前日比で350円ほど上げる場面があったが、10時過ぎからはほぼ一貫してマイナス圏で推移して結局101円安の3万8695円と3日続落した。今日は春闘の集中回答日で、トヨタや三菱重工など労組の要求に対して満額回答が相次いだ。中でも日本製鉄は労組側の月3万円に対して3万5000円の増額を回答。定期昇給を含めると、実に14.2%の賃上げとなった。これが午前10時前後にニュースとして流れると、今度は来週18、19日の日銀会合でマイナス金利解除が確定的になったとして、再び投機筋の売り仕掛けが発動した格好だ。日銀は大幅な賃上げがデフレ脱却の根拠になるとしてマイナス金利解除の前提条件に挙げていた。また、先週8日には日銀関係者の話として、日銀内でYCC(長短金利操作)を撤廃し、金利ではなく毎月の国債購入額を新に提示する量的緩和の新手法が検討されているとのニュースが報じられた。週明けに日本株が大崩れしたのは、このニュースが最大の原因になったと考えられる。もちろん、同じく8日深夜に発表された米雇用統計で、昨年12月と今年1月の数値が過去に例がないほど大幅にマイナス改定され、米国で利下げ期待が高...
