2024-01-15

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東証の新たな開示要請で親子上場解消やMBOが続出する? PART12

東証は今日、プライム上場企業の4割(660社)がPBR改善策を昨年12月末までに開示したと発表した。スタンダート上場企業は同12%(191社)にとどまったという。PBR改善策を発表した企業の6割がPBR1倍割れだったとされる。本来はプライムとスタンダート上場の全企業に開示を要請したのだが、PBR1倍を上回っている企業は公表が遅れても罰則がないため、問題がないと考えているところが多いようである。ただ、現在対応中で年度内に公表するとしている企業も多いという。この点では、3月末にかけて増配や自社株買いを発表する企業が急増すると考えられる。ただし、大和ハウスが資本効率向上のために子会社のコスモスイニシアを完全子会社化するのではなく、持ち株の4割を共立メンテ(9616)に時価の3割引きで売却するという暴挙に出て、親子上場の解消を図ったことも考慮に入れる必要がある。資本効率を改善するという対策は親会社よりも収益力が劣る子会社を見捨てる選択肢もあり得るということだ。ただ、コスモスイニシアにとって同業でもある共立メンテとの資本提携は必ずしも悪い話ではない。すでにコスモスイニシアのPBRは0.6倍台まで...