2023-08

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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART60

今日で第1四半期の決算発表シーズンは終わるが、全体的には増益基調が続いているものの、半導体を中心とするエレクトロニクスセクターの業績が驚くほど悪かったのが特筆すべきことである。東京市場の半導体関連のリード役は今年に関してはアドバンテストだが、第1四半期の最終利益は75%減の92億円と冴えなかった。レーザーテックは6月が本決算で、前期の最終利益は85%増の461億円と絶好調だったが、今期予想は1.8%増の470億円と期待外れの予想となっている。米国でも半導体関連のみならず、米国株のリード役でもあるエヌビディアがちょうど1ヶ月前につけた高値480ドルから先週末には406ドルまで下げていて、半導体関連は完全に調整局面に突入した感じである。半導体関連株の世界的指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)も高値から10%ほど下げている。半導体セクターはフラッシュメモリやDRAMなどメモリ価格が未だ下げ止まらず、メモリ大手各社は軒並み大赤字に転落している。一方で、日本ではPBR1倍割れ銘柄を中心とするバリュー株人気が継続している。好業績や増配など株主還元の大幅な上積みを発表した銘柄はストップ...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 59

明後日が山の日で祭日のため、明日がオプションSQで、今日が1日前倒しのオプション最終売買日だった。それもあって3連休とお盆休みを加えると、明後日から1週間は夏休みモードであり、それもあって今日は押し目買いすらあまり入らない助教だったと言える。売り方が一生懸命売り仕掛けを行なったせいで、日経平均は今日はほぼ終日マイナス圏で推移したものの、一番安いところでも日経平均は前日比202円安と底堅い動きとなった。今日は決算発表が407社と、今決算発表シーズンで明日10日の851社に次いで2番目に多い特異日だった。ちなみに3番目は週明け14日の327社である。今日は私が講演会でよく取り上げているINPEXの決算発表があった。予想通り第1四半期に続いて第2四半期も2桁最終増益となり、通期の最終利益見通しを3000億円から3200億円へと増額修正したうえに、発行済み株式の6.1%、1000億円を上限とする自社株買いも発表した。INPEXは前期もすべての四半期決算発表で業績の増額修正となったが、今期もそうなる可能性が大きい。しかも、この中間期で通期予想に対する進捗率は79%に達しているのに、会社サイドはま...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 58

日経平均は寄付き直後に370円ほど急落する場面があったが、後場からほぼプラス圏での推移に変わり、結局61円高の3万2254円で終わった。米国債格下げショックをネタにした売り仕掛けで、日経平均は今日3万1830円まで売られたが、先月12日につけた安値3万1791円を割り込まなかったことで売り崩しは続かず、買戻し優勢になった。もっともTOPIX(東証株価指数)は先月12日の安値にはまったく迫らず、今日は3営業日ぶりに25日移動平均を回復して引けた。TOPIXだけでなく東証プライム市場指数、そしてPBR1倍割れ銘柄の宝庫である東証スタンダード市場指数も25日線を回復している。こんなことからも明らかに値がさ品薄株を狙った日経平均の売り崩しが意図的に行なわれていたことが、手に取るようにわかる。決算発表シーズンは来週14日で終わるため、それ以降はブラックアウト期間(自社株買い禁止期間)も明けるので、PBR1倍割れ銘柄で自社株買い枠を大きめに設定した商社などは需給が改善してきそうである。もっとも決算発表は今週10日が最大の集中日で(855社)、週明け14日は325社、15日は12社と今週末までに全上...
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 57

日経平均はようやく3日ぶりに小反発した。これでフィッチの米国債格下げの悪材料は8割方消化できたと推測するが「魔のお盆休み」前だけに、油断は禁物だろう。今夜の米雇用統計も気になるところで、これを通過しないとドル円相場が安定しない。また、4-6月期の決算発表が市場の想定よりもかなり悪いことが気がかりだ。第1四半期決算発表で通期業績も下方修正をする企業が多発している。昨日時点までで第1四半期の営業利益の進捗率が25%を下回った企業が半分以上あるという。とりわけ、深刻なのが自動車関連以外の製造業で、エレクトロニクスや化学製品、半導体など想定を大幅に下回る減益に追い込まれた企業が多い。バブル崩壊期の日本の構造不況と煮た状況に陥っている中国向けのウエイとが高い製造業はこれからかなり苦しむことになるかもしれない。
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PBR1倍割れ銘柄撲滅キャンペーン PART 56

今朝、格付け会社のフィッチが米国の外貨建て長期国債の格付けを「AAA」から一段階引き下げたことがサプライズになり、日経平均は一時800円超の急落となった。昨日、為替市場で1ドル=143円台半ばまで進んだ円安・ドル高も、142円台半ばへと1円近く押し戻されている。時間外取引でNYダウは130ドルほどしか下げていないのに日本株がここまで下がるのは理解できない面もあるが、売り方がここぞとばかりに一斉に売り仕掛けを行ない、買い手不在の状態の中で一気に急落したのが実情である。売り方の狙いは円キャリートレードを応用した「「円売り・日本株買い」のポジションを巻き戻させることだったと思われる。実際、この取引のポジションの巻き戻しが急激に進んだのは間違いない。日本市場が夏休み前で買い手が極めて薄い中でのフィッチの米国債格下げは、売り方にとって絶好のチャンスに映ったようである。12年前にスタンダード&プアーズがやはり米国債の格付けを最上位から一段階下げた時は日経平均が1ヶ月あまりで17%ほど下げたが、この年は東日本大震災があった年で、日本市場が混乱していたことも日本株急落につながったと言える。もっとも、今...