ブログ(会員限定) 中長期的にプラザ合意前の1ドル=240円を目指す円相場
私は3月下旬から円相場は2~3年で1ドル=160円に、中長期的にはプラザ合意前の1ドル=240円に逆戻りすると予想してきた。一時1ドル=145円台をつけた今となっては、1ドル=150円とか160円の予想は月並みだが、3月、4月当時にそのレベルの予想を出す人はほぼ皆無だった。今はそれほど常識破りの円安と言える。ただ、歴史が変わる時というのは常識が全く通用しなくなるものである。介入額が3兆円に過ぎなかったとはいえ、政府日銀が24年ぶりに円買い介入に動いたことで、今の円安トレンドがさらに加速する前触れとも受け取れる。日銀の単独介入はこれまで全て相場の振幅を抑制するためのスムージングオペであり、中期的な相場の方向性を変えられたことは一度もない。エネルギーや食糧を輸入に頼る貿易立国の日本にとって、円安は更なる貿易収支や経常収支の悪化を招くから、いったん構造的な通貨安トレンドが発生すると、日本の経済構造が大きく転換しない限り、円安と国際収支の赤字はスパイラル的に進んでしまう。株式相場に関しては、円安を好材料と評価する相場に転換しないと日本株は米国株離れができずに、米国株の調整にどうしても引っ張られ...
