2022-01

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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART3

一昨日、12月のFOMC議事録が公開され、市場はショック安に見舞われた。量的緩和(資産購入)終了を前倒しするどころか、22年の早い段階で量的引き締め(資産売却)に転じると表明したのだ。量的引き締めとは、FRBが保有する米国債や不動産ローン担保証券(MBS)などを売却して保有資産を圧縮すること。量的緩和によりFRBによって市場にバラ撒かれたマネーが回収されることを意味する。マネーの大逆流、いわゆる大規模な巻き戻しが起こる可能性があると恐れられている。FRBはコロナ・ショック後の量的緩和政策で400兆円以上のドルを世界にバラ撒いた。それを当て込んで株式市場は割高な成長株をどんどん買い上がった。しかし、今度はそれを利上げ開始後に回収しようというわけだ。これにより「グロース株売り・バリュー株買い」の流れが一気に加速。とりわけ、バリュー株の中でも配当利回りの高い大型株が買われている。リーマン・ショック後の量的緩和政策の転換期は、量的引き締めに転じるまで約3年のインターバルがあった。さらに、売り戻された米国債や不動産ローン担保証券はバラ撒かれたマネーの13%程度に過ぎなかった。今回は量的緩和終了か...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART2

グロース株を売ってバリュー株を買う流れが加速している。今日の日経平均が30円高2万9332円と昨年11月下旬以来の高値をつけたのに対して、東証マザーズ指数が5%急落して1年7カ月ぶりの安値をつけたことが、それを如実に物語っている。個別ではトヨタが2日連続、デンソーが3日連続で上場来高値を更新したほか、昨日に続いて川崎汽船、日立、日本郵政などの大型バリュー株が大きく買われた。中でも上昇が目立つのがバリュー株の代表である自動車株だ。今日は日産が4.2%高、スバル3.2%高、ホンダ2.6%高、トヨタ2.5%高と軒並み高だった。米国ではもっと凄いことになっていて、フォードは実に11.6%高、GM7.5%高と急伸している。しかも、フォードは20年ぶりの高値、GMは史上最高値である(2010年の再上場後の高値)。ほかに日米とも石油や非鉄などの資源株や銀行株などバリュー株の代表セクターが買われている。この「グロース株売り・バリュー株買い」の流れは、FRBが昨年11月のFOMCで今年3月に量的緩和を前倒しで終了し、かつ今年は3回の利上げをすると示唆した時から静かに始まっていた。それが年明けとともに一気...
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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。大発会で日経平均が今日のように大幅高したのは正直に言って記憶にない。今の仕事を初めて今年で37年目になるが、大発会はロクなことがなかった。9年前のアベノミクス相場の初期も確か大発会は200円くらいしか上げていないが、当時の日経平均は1万円に乗せたばかりだったので、上昇率としては今回と同じくらいだったのではないか。いずれにしても、大発会で大幅高するのは非常に良い兆候と言える。今日の注目点はやはり大手海運株の急騰だろう。川崎汽船は11%上昇して東証一部値上がりランキングの第2位に入ったし、商船三井も6.5%上昇で同18位に入った。外国人投資家から大量の買い注文が入り、個人投資家の戻り売りをこなして大幅高、大商いとなった。東証一部の売買代金ランキングでも川崎汽船は第4位、日本郵船は5位、商船三井も9位と揃ってトップ10に入った。海運株は海外市場でも買われていて、実質的に海運業界世界トップのデンマークのマースクは昨年11月下旬から毎日のように過去最高値を更新し、コロナショック時の安値からは4倍、昨年1年間でも80%以上の上昇となっ...
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新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、ありがとうございました。本年も、皆さまのお役に立つ情報をお届けできるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。年初の絆の会の情報は、1月19日(水)録音、20日発送・送信です。お申込みをお待ちしております。山本伸・絆の会