2022-01-07

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米利上げ前倒しで金融相場から業績相場へ PART3

一昨日、12月のFOMC議事録が公開され、市場はショック安に見舞われた。量的緩和(資産購入)終了を前倒しするどころか、22年の早い段階で量的引き締め(資産売却)に転じると表明したのだ。量的引き締めとは、FRBが保有する米国債や不動産ローン担保証券(MBS)などを売却して保有資産を圧縮すること。量的緩和によりFRBによって市場にバラ撒かれたマネーが回収されることを意味する。マネーの大逆流、いわゆる大規模な巻き戻しが起こる可能性があると恐れられている。FRBはコロナ・ショック後の量的緩和政策で400兆円以上のドルを世界にバラ撒いた。それを当て込んで株式市場は割高な成長株をどんどん買い上がった。しかし、今度はそれを利上げ開始後に回収しようというわけだ。これにより「グロース株売り・バリュー株買い」の流れが一気に加速。とりわけ、バリュー株の中でも配当利回りの高い大型株が買われている。リーマン・ショック後の量的緩和政策の転換期は、量的引き締めに転じるまで約3年のインターバルがあった。さらに、売り戻された米国債や不動産ローン担保証券はバラ撒かれたマネーの13%程度に過ぎなかった。今回は量的緩和終了か...