ブログ(会員限定) 新型コロナ・ショックの行方 PART30
日経平均は2万2000円台の大台に乗せて取引を終えた。2万2000円乗せは2月下旬以来3カ月ぶりのことで、2万1000円台を通過するのに、わずか5営業日しかかからなかった。もっとも時間外取引では午後6時前現在で2万2000円をわずかに割り込んでいる。これは中国政府が大豆を含む米国製品の購入を一時停止するよう指示したとのニュースが伝わったからで、NYダウも時間外取引で直前に160ドルほど上げていたものがマイナス圏に沈んでいる。米中対立は11月の米大統領選に向けて一段と深刻化するのは避けられそうもない。とりわけ、ハイテク分野の覇権争いに伴う制裁はこれからが本番だろう。米政府はファーウェイに対する輸出禁止措置を台湾の半導体受託製造世界一のTSMCにまで広げた。TSMCはスマホだけでなく5G(第5世代移動通信システム)基地局向けのロジック半導体もファーウェイの委託を受けて生産していたが、これが全面的に生産できなくなる。それでも日米欧の株価はここに来てコロナ後の戻り高値をつけていて、米中貿易戦争の再燃は半ば織り込み済みとばかりに黙殺されている。当の中国も上海総合株価指数が今日は2.2%急伸の29...
