2020-05-20

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新型コロナ・ショックの行方 PART27

今日は新型コロナウイルスの治療薬として有望視されている「アビガン」の有効性が臨床研究で示されていないとの衝撃的な悪材料が出たにも関わらず、日経平均は161円高の2万595円とコロナ後の戻り高値を更新して引けた。このニュースは共同通信のスクープのようだが、それによると複数の関係者が情報源とのことで、報道前にこのネタを早耳筋が察知して売りを膨らませていた可能性が高い。また安倍総理は「『アビガン』の承認には治験成績の提出を必須としない」と国会で発言していて、「レムデシビル」同様、強引に承認する可能性もある。また、足下の株高は米国のバイオベンチャーが新型コロナのワクチン開発で有効な臨床試験の結果が出たとの好材料が効いている面がある。この材料でNYダウは一時1000ドル以上も急騰したが、まだ人への臨床試験の初期段階であり、過度な期待は時期尚早と言える。そもそも、このワクチンは病原体の遺伝子を人工的に合成して直接ヒトの身体に注入するRNAワクチン。DNAワクチンを含めて、この遺伝子を直接ヒトに注入するタイプのワクチンは世界中でまだ1件も承認されていないのが実情である。世界大戦並みの非常事態である現...