2020-05-08

ブログ(会員限定)

新型コロナ・ショックの行方 PART23

日経平均は3営業日ぶりに2万円の大台を回復した。株価を押し上げた原動力は、新型コロナウイルスの初の治療薬として「レムデシビル」が米国に続いて日本でも特例で承認されたことだ。もちろん、それに連動して「アビガン」も今月中に承認される見通しとなったことも大きい。株価は世界的に昨日まで調整色が強かったが、どうやら霧が晴れた感じでリスクオンの買いが優勢になりつつある。今月に入って主要国で経済活動を再開する動きが活発化してきたが、これも「レムデシビル」や「アビガン」の承認と無縁ではない。これらの治療薬が近く使えるようになれば、仮に感染第二波に見舞われたとしても、以前のようにパニックに陥ることなく冷静に対処できるからである。この点で富士フイルムが開発した「アビガン」の承認は日本株にとって特大の好材料になり得る。「レムデシビル」を開発した米ギリアド・サイエンシズ社は、世界に向けて14万人分(約150万回分)を無償で供給すると表明。しかし、感染者が126万人超と世界で最も多い米国を優先するため、日本での流通量は極めて限られるという。また、基本的に重症患者向けの点滴薬として使われる見込みで、入院しない軽症...