ブログ(会員限定) 新型コロナ・ショックの行方 PART12
週末の米国株の急反落(NYダウ915ドル安)を受けて、日経平均は午前中に800円以上も安くなる場面があったが、午後2時前から急速に反発基調を強め、大引けでは304円安の1万9084円と下げ幅を縮めた。しかしながら、3月期末を控えて決算対策売りや戻り売り圧力も相当に大きく、大引け後に日経平均は先物で終値から500円ほど急落する場面があった。日経平均株価は25日までの3日間で約3000円も上昇して、25日には1454円高の1万9546円で取引を終えた。この1万9500円台という水準が非常に重要なのである。日銀の黒田総裁は3月10日、参院予算委員会で日銀が保有するETF(上場投資信託)の損益分岐点が1万9500円程度であることを明かしているからだ。先週から主要国で日本株だけが下げ止まり、大幅に反発した背景には、期末までに日銀が是が非でも日経平均を1万9500円まで押し上げるのではないかとの思惑がヘッジファンドなどの投機筋の間で強く働いたことがある。確かに日銀はETF購入枠を平時の3倍にあたる2000億円程度まで拡大するなど、3月期末を強く意識した行動に打って出た。おそらくこれは日銀自身のため...
