2020-03-16

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新型コロナ・ショックの行方 PART8

FRBは昨日の日曜日に1%の緊急利下げと量的緩和の再開を電撃的に発表した。前回の0.5%の緊急利下げがまったく株価に効かなかったため、次に利下げしても効果は限定的と見られていたが、量的緩和(QE)の再開をもってしても、コロナ・ショックによる株価の急落を止められなかったことは、市場心理の悪化に追い打ちをかける結果になった。NYダウは今朝の時間外取引で1200ドル以上急落してサーキットブレーカーが発動し、取引中止になっている。日銀もFRBに追随して政策決定会合を今日に1日前倒しし、ETF(上場投資信託)購入枠の倍増(6兆円→12兆円)を決めたが、こちらも急落している株式相場の流れを変えるまでには至らなかった。日経平均は一時350円ほど急反発したものの、大引けは429円安と引け値ベースで安値を更新してしまった。主要国は政策総動員体制でコロナ・ショックに対応しているように見えるが、パンデミックの中心地である欧州の対応がまったくもって力不足である。欧州中央銀行(ECB)も先週、量的緩和を拡大すると発表したが、規模も小規模だし、ETFを通じた株の購入まで踏み込まなかったのが投機筋に見透かされた。今...