2020-01-20

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上場ルールの変更で親子上場・上場子会社関連が急浮上 PART10

今朝、中堅ゼネコンの前田建設がグループ会社の前田道路に敵対的TOB(株式公開買付け)を仕掛けた。出資比率をTOBで引き上げて、持ち分法適用会社から子会社にするという。これに対して、前田道路側は「何ら正式な連絡もなく、一方的かつ突然に行なわれたもの」とコメント。報道では敵対的TOBと伝えていないが、明らかに前田道路側は怒っている。この親子上場のバトルのおかげで、今日は親子上場関連株全般に買いが入った。両社の関係がこじれていることは周知の通りだが、簡単に整理しておきたい。前田建設は前田道路の筆頭株主ながら、持ち株比率は24・7%にとどまる。経緯は不明だが、前田建設は昨年5月に前田道路を子会社化すべく資本関係の強化を申し入れたが、やんわりと拒否されたようだ。この昨年5月というのがポイントで、これは昨年3月に安倍首相が議長を務める未来投資会議で、親子上場の解消を促進させるため、東証に上場ルールの改正を働きかけたことがきっかけと見られる。前田建設はこの時点で親子の解消ではなく、親子関係を強化し、完全子会社化を決意したと推測される。しかし、前田道路はそれが気に食わなかったのだろう。前田道路は売上高...