2019-08-05

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米中貿易戦争は終わらない PART103

トランプ大統領が対中制裁関税の第4弾を9月から発動すると突然発表したことで、株式市場を取り巻く環境は一変した。ドル円相場は105円台まで円高が進み、日経平均も先週末と今日の2日間で一時1000円以上も急落した。人民元が対ドルで11年ぶりの安値をつけたことも市場の不安を掻き立てた。NYダウは時間外で350ドルほど下落しVIX指数(恐怖指数)は20%以上暴騰した。6月末の首脳会談で米中貿易戦争は「停戦合意」したはずだったが、わずか1ヶ月で合意は破棄され、世界の株式市場は再び米中貿易戦争の激化を強く意識せざるを得なくなった。もともと市場には6月の停戦合意で来年11月の米大統領選まで貿易戦争の停戦が継続するというシナリオを描いていた投資家が多かったため、このギャップが株価に織り込まれるには予想外の時間がかかるかもしれない。一方、今週末は日本のSQで、かつ日本がお盆休みに入るため、今年1月や5月の10連休のような悪夢の再来を予想する向きもある。世界的に今は夏休みシーズンのため、市場参加者が少なく、売り仕掛けを得意とするヘッジファンドのやりたい放題になっている感がある。この混乱を一時的なものと考え...