2019-07-29

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米中貿易戦争は終わらない PART101

今日の日経平均は41円安と小幅続落で終わったものの、日中はほぼ100円以上安い水準で推移していた。株価が急反発したのは大引け前10分ほどからだった。キーエンスや東京エレクトロンなど注目度の高い輸出企業の決算が振るわず、先週人気化した半導体関連株などに利食い売りが幅広く出た。米国でも史上最高値更新の原動力となった半導体関連株に利食い売りが目立ち、フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)も反落している。直近でサムスンなどの韓国株が大きく下げたのも逆風になった。ただ、先週までの半導体関連株の世界的な急上昇は、空売りの買い戻しの側面が大きく、半導体業界全体の業績好転期待を市場が完全に織り込んだわけではない。ゴールドマンサックスは先週、半導体メモリの過剰在庫は想定よりも早く解消するとの見通しを示したが、スマホに使われるフラッシュメモリの在庫調整は長引くとの見方が有力で、半導体関連株の先行きはまだまだ不透明なままだ。しかし、米中貿易戦争の激化で半導体関連の設備投資は概ね半年以上凍結された案件が多いのも事実で、遠からずそれらが動き出せば、その反動は相当大きなものになると推測される。