ブログ(会員限定) 米中貿易戦争は終わらない PART96
今日の日経平均は今夜のパウエルFRB議長の議会証言待ちで小動きに終始した。先週末の雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで、米国の利下げ期待がしぼみ、その反動でドル円相場1ドル=109円目前まで円安が進んでいる。先月25日には106円70銭台まで円高が進んでいたから、直近の円安は日本株にとってかなりプラスに作用するはずだが、日本政府が課した韓国への半導体材料輸出規制の悪影響で相殺された感じである。韓国への輸出規制は対象品目を拡大するとの観測報道もあるため、参院選が終わるまでは日本株にはマイナスに働きそうだ。この政策は明らかに選挙対策と見られ、選挙が終わるまではむしろ制裁強化のリーク情報が折に触れて出回りそうである。一方、今日突然明らかになった旅行代理店大手エイチ・アイ・エスによるユニゾHDに対する敵対的TOB(株式公開買付け)も裏がありそうだ。というのも、エイチ・アイ・エスの澤田会長兼社長は安倍総理に非常に近い財界人であり、何の勝算もなくみずほグループが全面的にバックアップする不動産・ホテルチェーンのユニゾHDに敵対的買収を仕掛けるとは思えないのである。
