2019-06-14

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米中貿易戦争は終わらない PART86

安倍首相のイラン訪問中に日本のタンカー2隻がホルムズ海峡付近で攻撃を受けた。それにも関わらず、今日の日経平均はメジャーSQを通過したこともあって84円高と反発し、ドル円相場も108円台前半をキープ。日本が絡む地政学的リスクが高まったことは明らかにかなりの悪材料だが、それが市場で半ばスルーされたことは心強くもあり、何か別の背景があるような気もする。前回も書いたが、今月28日からの大阪G20サミットに合わせて米中首脳会談が開催されるかどうかに市場の関心が急速に高まってきた。中国政府は相変わらず情報を発信していないし、そもそも大阪G20サミットに習主席が出席するかどうかも表明していない。そのリスクは株式相場にまだほとんど織り込まれていないので要注意だ。米国側が中国に対する追加関税やファーウェイへの輸出禁止措置などの制裁措置を次々と発動する中で、有力な制裁カードを持ち合わせていない中国側が、大阪G20サミットへの出席や米中首脳会談を拒否することで起こるであろう株価の急落を米国に対する脅しとして採用している可能性すらある。そんなわけだから、やはり中国の態度がハッキリするまで、リスク回避を第一に考...