2019-06-10

ブログ(会員限定)

米中貿易戦争は終わらない PART84

トランプ大統領が予告していたメキシコ関税は、日本時間8日に無期延期が発表された。メキシコが不法移民対策を強化することで合意したらしいが、米国株は発表直前の6日までに3日続伸で1000ドル近く上昇していただけに、事前に情報が漏れていたのだろう。まだ安心はできないが、これで当面の貿易戦争は対中国に絞られることになった。NYダウが再び史上最高値に急接近(あと4%弱)しつつあるのに対して、中国の上海総合株価指数は2852ポイントと先週6日につけた今年の安値2822ポイントからほとんど上昇していない。高値は4月8日の3288ポイントであり、現在の水準はそこからまだ13%も下げた水準にある。このデータからわかることは、中国サイドは現時点で米国に譲歩する意向はないということだろう。天安門事件の30周年記念日は既に通過しており、国民に対して中国がメンツをかけて強硬姿勢をとり続ける必要はなくなっているはずだから、6月のG20大阪サミットの際に中国が米国に譲歩する気があるのであれば、そろそろ上海総合株価指数も力強い反発局面に入っていて然るべきである。そうなっていない以上、米中貿易戦争は一段と長期化する可能...