ブログ(会員限定) 米中貿易戦争は終わらない PART80
きのうのNYダウは大引けにかけて急落し、237ドル安の2万5347ドルで終わった。中国への制裁関税引き上げ発表で急落した今月13日の安値2万5222ドルに一気に近づいてしまった。これは中国政府が米国の追加関税引き上げの報復として、電子部品などに使うレアアース(希土類)の対米輸出を制限する可能性があると報じられたことや、それに伴って米中貿易戦争が長期化することを見越して、米長期金利が急低下したことが原因だ。米長期金利(10年債利回り)は昨年10月に急騰して一時3.2%台に乗せた。昨年2月と同様、この長期金利の急騰を引き金に世界同時株安が勃発したが、今回は逆に長期金利がその時のピークから1%も急低下し、2.2%台をつけた。米中貿易戦争の長期化で米国景気が悪化し、リセッションに陥るのではないのかとの懸念が背景にある。もちろん、今回のNYダウの急落は、それを材料にヘッジファンドなど投機筋が「米国株売り・米国債買い」の裁定取引を大量に行なった結果である。日経平均も米国株に連れ安して今日は一時2万884円の安値をつけ、2万1000円の大台を一時割り込んだ。FRBが昨年までの連続利上げから、今年中に...
