ブログ(会員限定) 米中貿易戦争は終わらない PART81
日本時間で今日の早朝、トランプ大統領はメキシコからの全輸入品に6月10日から5%の制裁関税をかけると突然表明した。メキシコが米国への不法移民対策を講じない場合、制裁関税は7月から毎月5%ずつ加算され、10月には最大25%になるという。これはまさに寝耳に水の話で、今日の日経平均は341円安の2万601円と3ヵ月半ぶりの安値をつけた。トランプ政権は先月17日にメキシコとカナダの鉄鋼・アルミ製品に対する制裁関税を解除したばかり。株式市場は今回のトランプ大統領の「ちゃぶ台返し」の意図を測りかねているが、メキシコに対する制裁関税が実際に発動された場合の企業業績の下振れリスクはまだ株価にほとんど織り込まれていない。その点では、企業業績や日経平均のさらなる下振れを意識せざるを得ない。また、株式市場ではこれまで以上に貿易戦争の影響を受けにくい銘柄への資金シフトが進むと予想される。ドル円相場も今年2月1日以来の108円台をつけた。今夜の米国市場の反応にもよるが、新たな超特大の悪材料の出現で市場心理は一段と冷え込むのは確実だろう。当面は一段とリスク回避に努めるしかないだろう。メキシコへの制裁関税のスタート...
