2019-02-18

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米中貿易戦争は終わらない PART48

日経平均はわずか1日の調整で2万1000円の大台を回復した。先週木曜日に市場を襲った2大悪材料(マイナスに転落した12月の米小売統計、トランプ大統領が発令した非常事態宣言)もマーケットは1日で消化し、先週末のNYダウは443ドル高の2万5883ドルと史上最高値まであと4%に迫った。気になるのは、今日の中国株が急騰したことだ。上海総合株価指数は2.7%高の2754ポイントと昨年9月以来の高値をつけた。これは米中貿易協議が先週の北京に続いて今週は米国でも開かれることを好感したのだろう。米中の株価急騰は両国の通商協議が条件付であっても合意に近づいていることの傍証と見ることができる。一方、日本株に関しては悪いニュースが出ている。昨日、米商務省がホワイトハウスに自動車の追加関税に関する報告書を提出したと報道されたのだ。これに関しては当欄で以前再三書いたように、トランプ政権が輸入自動車に25%の追加関税を発動するのは規定路線と見て間違いない。それを日米FTA(自由貿易協定)交渉や米欧FTA交渉を進めるための脅しの道具にする戦術なのである。日米FTA交渉は米中通商協議が決着したあとに始まるため、スタ...