2019-01-21

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米中貿易戦争は終わらない PART38

日経平均は続伸し、一時先週末比226円高の2万892円まで上昇したものの、大引けでは53円高の2万719円と大きく伸び悩んだ。先週末のシカゴ市場では2万970円台まで上昇していただけに、まさに拍子抜けになった格好だ。先週末のNYダウは336ドル高と急伸したが、これは米中通商協議で中国側が2024年までに米国産品の輸入を大幅に増やして、対米貿易黒字をゼロにする案を示したとの一部報道を大きく好感したものだ。しかし、同時に今月7日から9日まで行なわれた米中協議では知的財産権問題で進展が見られなかったとの報道もあった。中国側は米国の不満が貿易赤字よりも知的所有権やハイテク技術の窃盗、半導体などの国営企業に対する中国政府の補助金などにあることを承知の上で、その改善策を示さず、一時的な対米貿易黒字の削減策を示したことに米国側は全く納得していないようだ。これでは昨年6月に決裂した米中交渉と同じだからだ。それでもトランプ大統領が「米中交渉は非常にうまくいっている」とツイートした以上、何らかの重要事項で進展があったのは間違いないだろう。