ブログ(会員限定) 米中貿易戦争は終わらない PART29
先週末にNYダウが再び500ドル近く急落した要因は、ダウ採用の製薬会社ジョンソン&ジョンソンの急落が最大の原因だった。同社のベビーパウダーの原料であるタルク(滑石)にアスベストが含まれていたことを把握していたのに開示していなかったという一部報道が急落の引き金になった。真偽は不明だが、すでに1万件以上の訴訟が起きており、株価は1日で10%急落した。他にアップルと半導体大手のクアルコムの訴訟合戦も引き続き悪材料視された。中国の裁判所がクアルコムの訴えを認めて、アップルの中国でのスマホの販売を差し止める仮処分を出したが、アップル製品を製造するホンハイなどアップルの受託製造サービスを行なう4社は、クアルコムと和解協議を行なっていないことが関係者の話で明らかになっている。これにより、アップル株は先週末も3%以上値下がりして、終値ベースで5月初旬以来の安値となった。ただでさえ、米中貿易戦争でアップルの業績不安は高まっているのに、身内であるはずの米国企業からも訴えられて業績不安に拍車がかかった格好だ。
