2018-11

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米中貿易戦争は終わらない PART16

ソフトバンクグループの通信子会社ソフトバンク(9434)の株式新規公開が来週月曜日に決まった。市場からの資金吸収額は約2.6兆円と、世界でも歴代1位となる。それだけでも市場関係者の警戒感は強いが、現場では新規公開株の売れ残りがさばけないという悲鳴もあがっている。31年前のNTTの調達額2.3兆円を上回ることもあり、NTT株の悲劇の再来を予想する声もある。ソフトバンク株購入のための換金売りは先週がピークだったと言われている。もちろん、まだ換金売りは続いているようだが、親会社のソフトバンクグループ株は10月初めの1万1500円から30日には8345円と3200円近く下がっていて、その間に親会社売り・子会社買いのための大口の換金売り(空売りを含む)はピークアウトしたと見られる。ただ、いずれにしてもこれだけの規模の資金吸収が世界同時株安後の病み上がりの東京市場に少なからず打撃を与えることには注意を要する。IPOが成功すれば全く問題はないが、87年のNTT株上場は日本の証券史に残る大失敗だけに、やはりタイミングが悪すぎるという印象だ。とりわけ、菅官房長からの要請で、携帯3社は来年4割近くの値下げ...
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米中貿易戦争は終わらない PART15

今日の日経平均は236円安と急落したが、時間外取引では午後5時45分時点で、さらにそこから140円安い2万2110円と昨日の急騰分をほぼ全て失うレベルまで下げてきた。これで米中間選挙と今日のオプションSQ通過に伴う波乱は出尽くした感じがする。ドル円相場も今日は一時、1ヶ月ぶりに114円台に乗せたが、これも113円台後半に下押してきた。決算発表シーズンも終盤に差し掛かり、好業績株を一本釣りする物色の流れが来週いっぱいで終了する見通しだ。そこから先は、マザーズなど新興市場の底打ち感が高まったこともあり、テーマ株を再び循環物色する流れに戻ると予想される。まずは、国会の論戦が13日から本格化することもあり、外国人労働者受け入れ拡大にまつわる銘柄辺りが注目されるだろう。米国ではアマゾンなど大型成長株の見直し買いが活発化しているが、それがどの程度持続するのかが問題である。昨日は急反発の反動もあってFANG(フェイスブック、アマゾン、動画配信のネットフリックス、グーグル)の株価は全て反落している。目先はやはり今月末の米中首脳会談で貿易戦争の緩和・休戦に関して何らかの合意ができるかどうかで株価の動きは...
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米中貿易戦争は終わらない PART14

米中間選挙はほぼ下馬評通りの結果になろうとしている。午後4時半現在、上院は共和党が過半数維持を決め、下院は民主党の過半数奪還がほぼ確実となった。トランプ大統領も「今夜はものすごい大成功だ。みんなありがとう!」とツィートした。しかしながら、上院は35議席の改選のうち、その3分の1の11~12議席ほどしか獲れない模様で、下院も30議席前後を失う見通しだ。つまり、議席数的にはボロ負けに近い。それでも、上院の過半数を維持したことは大きく、これにより議会承認が必要な閣僚や省庁の幹部人事権を引き続き掌握できることになる。また、過半数を失ったとはいえ、共和党の下院議員から反トランプ勢力をほぼ一掃できた点もトランプ大統領にとっては大きくプラスに働く。議会運営に関しては、ねじれ議会になったとはいえ、これまでとさほど変化はないと考えられる。いずれにしても、今年最大で最後の大イベントを通過し、投資家は世界的に動きやすくなったと言える。もちろん、米中貿易戦争の悪影響は今後強まる見通しだが、一時凍結状態になっていたリスクマネーが再び株式市場や為替市場に戻ってくるから、新たなトレンドが形成されてくるだろう。
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米中貿易戦争は終わらない PART13

今日の東京市場はユニクロを運営するファーストリテイリングの大幅安が足を引っ張った。10月の売上高が10%減と3年ぶりの大きさとなり、株価は2880円安の5万7650円で引けた。この1銘柄で日経平均を約100円押し下げている。これを考慮すれば、今日の日経平均の344円安は先週末の大幅高の反動と見ていいだろう。前回の当欄で書いたように、先週末の日経平均が556円高と大幅高したのは、トランプ大統領が今月末のG20(20カ国・地域首脳会合)で、中国と貿易問題で何らかの合意を目指していると表明したからで、それは事前にトランプ大統領周辺に漏れていたと見るのが自然である。今日の急落は、それが剥げ落ちただけに過ぎない。いよいよ米中間選挙が明日に迫り、トランプ政権は米国民から米中貿易戦争の審判を受けることになっている。ただ、選挙結果は下馬評からそれほど極端に変わるとは思えず、与党共和党の下院過半数割れを想定した現在の米国株相場に大きな下振れはないと予想する。一方、日本市場は今週末のオプションSQと来週半ばまで続く決算発表シーズンを考慮すると、引き続き調整局面が続くと想定される。ただ、今日、マザーズ指数が...
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11月の絆の会のセミナーは7日です

10月のセミナーからあまり日がたっていませんが、11月は第1水曜日・7日がセミナー開催日です。11月7日(水)18:30~エッサム神田ホール1号館 6階★ セミナー、録音CDのお申込みは↓
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米中貿易戦争は終わらない PART12

今日は午後2時前にトランプ大統領が米中貿易協議の再開・合意文書の草案作成を指示したとブルームバーグが伝え、一気に買い戻しが殺到した。日経平均はこのニュースを受けてあっという間に400円ほど急上昇したが、例によってトランプ大統領発の好材料なので、先月26日からの突然の急反発もこの材料を察知したトランプ人脈による先回り買いだと見て間違いないだろう。今年最大の政治イベントである米中間選挙はまもなく終わる。ここ数年は結果に関わらず、大イベントの終了自体が悪材料出尽くしと見なされて、株価は世界的に急反発する傾向が強まっている。2年前のイギリスのEU離脱や米大統領選がまさしくそうで、ともに市場が恐れる最悪の結果だったにも関わらず、株価はイベント終了と同時に急反発した。今回は10月初めの米長期金利の急上昇をきっかけに、中間選挙投票日に向けて急激に世界同時株安が進行。このまま株価の急落を放置したら与党が負けると危惧したトランプ大統領が今日、米中の貿易戦争の一時停戦を演出したと考えるのが自然である。反発基調が今後も続くかどうかは予断を許さないが、とりあえず市場を離れた投資家が戻ってくる前提で政策の後押し...