ブログ(会員限定) 米中貿易戦争は終わらない PART5
米長期金利の急騰が引き金になって、再び2月と同様のVIX(恐怖指数)ショックが発生してしまった。今回は米10年債利回りが3.2%台と7年ぶりの水準まで急上昇したことでVIX指数が暴騰し、それを受けて機械的な株式先物売りが激増する悪循環が発生した。ここまでは2月とまったく同じである。今回が2月のVIXショックによる世界同時株安と違うのは、3月からトランプ政権が仕掛けた貿易戦争が本格化したことだ。とりわけ米中貿易戦争は限られた製品を対象とする「局地戦」ではなく、ほぼ全製品を対象とする「全面戦争」に突入しつつある。その悪影響が企業業績や経済指標に反映されるのはこれからだという懸念が投資家の不安心理を増幅させている。それにも関わらず、米国株は史上最高値圏にあったわけで、2月と同様、下落局面が長期化するリスクを念頭に置く必要がある。ちなみに、NYダウが1月下旬につけた史上最高値を更新したのは9月20日で、つい最近のことである。同様に日経平均が27年ぶりの高値をつけたのは9月28日だ。さすがに中間選挙直前なので、トランプ政権は中国との貿易戦争に火をつけるような暴挙は控えると思うが(米財務省の為替報...
