ブログ(会員限定) 世界貿易大戦 PART24
今夜、NAFTA(北米自由貿易協定)の見直しで米国とカナダの閣僚による二国間交渉が再開される。しかし、昨日の段階でカナダ側は合意を急がない方針を示したという。カナダのトルドー首相は支持率が30%台に急落したため、米国との不平等な二国間交渉に合意してしまうと再選が危うくなるという事情があるからだ。もっとも、米国とカナダは既に自動車分野では合意している模様で、乳製品など農業分野が最大の争点になっているという。カナダは米国にとっても中国や日本を上回る最大の輸出先であり、貿易赤字も1兆5000億円程度と微々たるものだ。カナダにしてみれば、米国に譲歩しなければならない理由はあまりない。この二国間の交渉が長引くと、25%の追加関税をかけると脅されている日本は、今月下旬に予定されている日米通商協議(FFR)で不利な立場に立たされる。しかも、来週14日はメジャーSQを控えているので、当面は機関投資家も個人も積極的に株を買う状況にはなりえない。米国の日本に対する要求は報道されているよりも厳しいものになる可能性があることを考えると、やはり目先は新規買いを控えて体力温存に注力するしかないだろう。
