2018-07-13

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世界貿易大戦 PART8

今日は東京市場のオプションSQだったが、SQ通過で逆にヘッジファンドなど投機筋の買い戻しが加速したようである。先週末からの踏み上げ相場に耐えてきた売りポジションを、オプションの清算とともに一気に解消したのだろう。相場が本当に弱い時であれば、SQ通過でヘッジファンドは改めて売りポジションを構築するのが恒例であり、SQを境に株価が急反落するパターンが多いものである。今回そうならなかったことは、短期的な相場の行方を占う上でかなり重要である。また、きのうナスダック総合株価指数が史上最高値を更新したことや、今週10日に日本と対米貿易で同じ立場に置かれているカナダのトロント総合指数が史上最高値を更新したことも大いに気になる。米中貿易戦争により、企業業績や世界経済が悪化するのはこれからである。にも関わらず、半年以上先の景気を読んで動くと言われる株価が、ナスダック指数とトロント総合に限ったことだが、史上最高値を更新するというのは尋常でない。これは、トランプ政権が考えている米中貿易戦争の落としどころが、それほど悲惨なことにはならないと確信している大口の投資家が複数いることを物語っている。