ブログ(会員限定) 世界貿易大戦 PART5
米中両国は遂に制裁・報復関税を掛け合うことになった。これにより米中貿易戦争は局地戦から全面戦争に移行するが、今日の株式相場は逆にアク抜け感が出て、日経平均は午後2時半現在で300円余り急反発した。このあとの仕事の関係で大引けの状況は書けないものの、米国株も時間外取引で大きく続伸していることもあり、目先は買い戻し優勢の展開になりそうだ。とはいえ、今はおいそれと気軽に買い出動できる市場環境ではない。東証の売買代金に占める空売り比率がこのところ47%前後まで上昇していたため、買い戻し需要だけでも膨大な金額である。買い戻しが本格化すれば1週間前後はアヤ戻しが続いてもおかしくない。しかしながら、米中2大国の大規模な輸入制限は、部品や素材を供給する幅広い国に相応の悪影響をもたらす。それが世界的な景気後退につながるのは時間の問題だろう。もちろん、それは米中両陣営が十分わかっていることで、いつまでもチキンレースを続けるとは思えない。今後、どのタイミングで双方が折り合いをつけるかが、今後の相場を占う上で最重要ポイントになる。
