2017-05-10

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米外交政策の急転換を織り込む相場に PART9

日経平均はきのうの先物の夜間取引で2万円の大台を一時回復した。それと同時に、ドル円相場も114円台に突入したが、目標達成感からか、どちらも今日は大台割れとなってしまった。ドル円相場は少し動きが性急過ぎる気もしなくはないが、日経平均の2万円の大台固めにはかなり時間がかかるはずで、目先はドル円が単独で上値(120円方向へ)を目指す展開になりそうだ。話に水を差すようで恐縮だが、今日、私が非常に気になったのはトヨタの業績予想である。前期の業績はお約束通り、純利益で会社予想を10%上回る水準で着地したが、それでも20.8%の減益だった。それはよしとするにしても、今期も18.1%の最終減益を見込んでいることが気になるのである。今期は1ドル=110円の想定為替レートを前提にしても、主要企業全体で10%以上の増益が見込まれているわけで、時価総額最大のトヨタが20%近い減益を見込むとなると、日本株全体の先行き懸念が生じかねないからだ。トヨタの業績予想がかなり保守的なのはいつものことだが、今回は特別な気がするのである。もっとも、トヨタは決算発表と同時に2500億円の自社株買いを発表しているので、トヨタ株が...