ブログ(会員限定) 国境税調整の衝撃 PART3
トランプ次期政権の国境税の衝撃が尾を引き、今日の日経平均は一時220円を超える下げとなった。今日あたりから国境税に関する証券会社や銀行のレポートが出回り始めている。株式市場は今年に入ってまだ8営業日の取引にとどまっているのだが、それでも日経平均は今日、今年の最安値を更新してしまった。大発会からの下落幅は500円弱となった。前回も書いたのだが、国境税で日本企業が受ける影響は差し引きプラスだと私は考えている。国境税の最大のターゲットは中国企業とメキシコに工場を新設した企業である。トヨタは米国生産比率が約7割(北米売上に占める比率)に達していて、おそらく米BIG3を上回る北米生産比率である。北米生産比率が低い日産や、富士重、マツダなどは大変だと思うが、もともと北米でほとんど生産されていないスマホや薄型テレビなどの家電製品や電子部品、工作機械などは、アドバンテージのある大手メーカーがないため、これから「用意ドン!」で北米生産比率を高めていく競争になる。つまり、国境税の悪影響は業界によって濃淡に大きな差があるのだ。実際、法律が制定されてみないとわからない面も多いのだが、トヨタやブリヂストン、信越...
