ブログ(会員限定) 今夜のOPEC総会で減産合意ならリスクオン
今夜のOPEC(石油輸出国機構)総会で原油の減産合意ができるかどうか、市場関係者は固唾を呑んで見守っている。減産合意ならリスクオンで、再び株高・ドル高傾向が強まると見られるが、その一方で、日曜日のイタリア国民投票の結果を待ちたいという市場関係者も非常に多い。要は、この2つのイベントが通過しないと、本腰を入れた買いはなかなか入らないのが実情である。私はイタリアの国民投票よりはむしろ、今日のOPEC総会の方が重要だと思っている。先週末の株式新聞の講演会ではこう言った。「イタリアの国民投票なんかクソ喰らえ」だと。というのも、憲法改正を問う国民投票は否決が濃厚で、レンツィ首相は辞任する方向だと見られているからだ。そうなると、欧州債務危機の再燃だと一部のメディアは騒いでいるが、そんなものは大方相場に織り込み済みである。おそらく、混乱したとしても、6月のイギリスのEU離脱や、先月の米大統領選の10分の1程度のインパクトである。イタリアは経済も銀行危機も、改革が待ったなしで、レンツィ首相が辞めても辞めなくても痛みを伴う大混乱が必至だからだ。つまり、OPEC総会の減産合意の成否はまだ相場にほとんど織り...
