2016-11-16

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トランプ改革を織り込みに行く相場に PART3

ドル円相場が109円台に突入し、歴史的な節目である115円を目指す局面に入ったと思われる。一方で、米大統領選投票日の101円ちょうど付近から8円以上も円安が進んだ割には、日経平均の戻りは今一つと言っていい。日本株の上値余地は意外に大きいと私は見ている。4年前にはアベノミクスを好感した「円売り・日本株買い」のアベ・トレードが市場を席巻した。今回は「ドル買い・世界同時株買い」のトランプ・トレードが市場を席捲しつつある。しかし、このトランプ・トレードは債券バブルの崩壊やアジア通貨危機のような新興国経済への深刻な打撃につながりかねず、どこかで急ブレーキがかかると覚悟しておく必要がある。もっとも、トランプ大統領が就任するのは来年1月20日であり、まだ閣僚人事もほとんど決まっていない。市場はトランプ改革を急速に織り込み過ぎた面がある。この点ではやはり突然の反動安に注意したい。こうした大方の予想(トランプ・リスク)とは真逆の大相場は、多分にヘッジファンドの45日ルール(決算日の45日までに解約を通知するルール)によるポジションの解消や巻き戻しが増幅したと考えられる。今日で大方のヘッジファンドの解約通...