ブログ(会員限定) トランプ候補の税逃れ報道で空売りの買い戻しが進む
前回も書いたが、トランプが最大18年間にわたって所得税を免れていたことが発覚し、トランプ落選を恐れたヘッジファンドがポジションの巻き戻しに動いているようだ。これでドル安も一服して、ドル円は今日103円台に突入した。ドイツ銀行の経営不安も沈静化して、株式は世界的に買い安心感が広がってきたと言えるだろう。もちろん、ドル高は米国株にとって逆風になる。このため、直近では日本株・欧州株高VS米国株安の構図になっていて、そうしたポジションを新たに組み始めたヘッジファンドも出てきていると考えられる。大統領選まであと1カ月強と迫り、4年に1度の大イベントのために組まれた投資家の様々なポジションは、徐々にだが事前に解消されつつあると私は考えている。常識的に考えて、仮にトランプ大統領が誕生したとしても、メキシコ国境に壁を作ったり、イスラム教徒の入国を禁止することなど、米議会が承認するはずがない。議会を無視して大統領令のみでできることは、予算がほとんどかからないか、国益に反した許認可や規制の見直し、事業の中止など、極めて限定されている。この点で、株式市場や為替市場はトランプ・リスクを織り込み過ぎた可能性があ...
