ブログ(会員限定) ブレグジットで欧州金融不安が再燃 PART2
日経平均は再び1万5000円割れを試す展開となっている。これはドル円相場の100円割れとワンセットなのだが、ブレグジットによる世界的なリスクオフの流れが止まらない現状では、日経平均の1万5000円割れ、ドル円相場の100円割れが実現するのは時間の問題のように思われる。むしろ、そうならない方が不自然なくらいだ。前回も少し書いたが、目下のところ最大の悪材料はイタリアの不良債権問題である。ブレグジット後の日本のメガバンク3行の下落率は10%台半ばに達するが、イタリアの大手銀行株の下落率はその2倍以上の30%台に達している。銀行株は世界的に売られる事態となった。イタリアの銀行の不良債権は総額3600億ユーロ(約40兆円)に達すると言われている。バブル崩壊後の日本のピーク時の不良債権は87兆円とGDPの17%程度だったが、イタリアはそれが25%ほどに膨らんでいる。要するに、現状でイタリアの不良債権問題は金融危機時の日本を上回る深刻さなのである。その問題に欧州中央銀行とEUが本格的なメスを入れようと、ようやく重い腰を上げたというわけだ。おそらく、英国民投票が終わるまで待っていたのだろうが、今回はそ...
