ブログ(会員限定) アベノミクスの変質を評価する相場に
今日の昼過ぎに、2つのニュースが市場を駆け巡った。1つはウォールストリート・ジャーナル電子版が報じた「政府が50年債発行を検討」とのニュースで、これは黒田日銀総裁が否定したヘリコプターマネーの「改良版」を匂わせるものだった。もう1つは、20兆円超といわれてきた景気対策の規模が27兆円になるというもので、安倍総理が今日、自ら表明するとの注釈付きだった。実際は28兆円と1兆円増えていたが、それでも円安株高をもたらすには十分な材料だった。50年最に関しては、財務省が即座に「検討の事実はない」と否定したものの、すでに40年債まで発行している以上、償還期間があと10年延びても大した問題にはならないだろう。日銀金融政策決定会合を2日後に控えたタイミングで、しかも安倍総理が景気対策の中身を自ら発表する直前の情報リークであるだけに、根も葉もないということは考えられない。事前に用意周到に準備されていたはずである。この2つのニュースでドル円相場は一気に2円も円安に傾いたが、財務省の50年債否定で1円ほど円高に戻ってきている。今夜のFOMC(連邦公開市場委員会)で米利上げに関する何らかの材料が出る可能性もあ...
