消費税増税先送りを円高阻止の防波堤に
日銀はきのうの会合で追加緩和を見送った。私の予想は外れたが、ゼロ回答ではなかった。証券会社版の普通預金とも言えるMRF(マネー・リザーブ・ファンド)に関して、マイナス金利を適用しないことを決めたからだ。MRFは信託銀行経由で日銀の当座預金に残高の半分近くが預けられており、マイナス金利の対象範囲だった。これにより、MRFの元本割れリスクはなくなったと言える。一方、追加緩和見送りの副作用は大きく、早くも株安という形で表れている。日経平均はきのうの116円安に続いて、今日も142円安となり、1万7000円の大台を割り込んだ。3月期末の配当落ち分が差し引かれた日経225先物は1万6810円で今日の取引を終えた。欧州中央銀行のドラギ総裁が先週実施した大型追加緩和を自ら打ち消す発言をしてくれたおかげで、円高がさほど進行していないのが不幸中の幸いである。今日、首相官邸で「国際金融経済分析会合」の初会合が開かれた。これは、消費税増税を先送りしたい安倍総理が有識者を招いて増税先送りのお墨付きをもらうための会議である。今日はノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ米コロンビア大教授が講師として招かれ、「消...
2016.03.16
ヤマモト
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