2016-02-12

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誤算 PART2

今日の昼休み時間中に、黒田日銀総裁と、為替介入の司令塔になる浅川財務官が首相官邸に入って安倍総理と会談するとの報道があった。きのう、祭日で日本の参加者がほとんどいない中、ドル円相場がロンドン時間に一気に110円台まで突っ込んだ。しかし、それから2時間余り経って113円台まで一気に急回復したのだが、それは日銀の覆面介入ではないかという噂が流れていた。黒田総裁と浅川財務官の首相官邸入りは、それを裏付けるものと解釈された。前回書いたように、ここまで円高が進行し、日本株が急落すると、政府から何らかのアクションがないと、多くの投資家はお手上げである。日銀のマイナス金利導入に加えて、一昨日の米議会証言でFRBのイエレン議長から、以前効果がないとFRBが切り捨てたマイナス金利政策を「検討する必要がある」との発言が飛び出し、金融市場は世界的に大混乱に陥ったと言える。米国が今年は2〜3回利上げし、日欧が量的緩和を継続すれば、ドル高が続くというシナリオを、ヘッジファンドを含む多くの投資家が描いていたはずである。マイナス金利の導入を決定した日銀もそう考えていただろうが、そのシナリオは完全に崩壊した。日銀はド...