2015-12-04

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日経平均2万円の壁は予想外に厚い PART3

前回書いた私の予想は見事に外れた。完敗である。欧州中央銀行(ECB)は3日の理事会で追加緩和を決めたが、市場の期待にはほど遠いセコイ内容だったため、ユーロが一気に買い直される一方で、株価が急落してしまった。当然、「ユーロ売り・日本株買い」の新型アベ・トレードもポジション解消が殺到した。しかしながら、ECBの追加緩和策がセコイ内容になってしまったのは同情できなくもない。そもそも、ユーロ圏にはもはや大量に買うことができる格付けの高い国債がほとんどなく、ドイツの地方債まで購入範囲を広げざるを得なかったのは致し方ない。ただ、銀行がECBに資金を預ける際のマイナス金利を0.1%しか拡大しなかった(マイナス0.2%→0.3%)のは納得できない。もっとも、今回のユーロ高・株安は、ECB理事会を狙ったイベントドリブン型のヘッジファンドが意図的に仕掛けた可能性も否定できない。ユーロ売りのポジションが高水準に積み上がっていたし、パリ同時多発テロでも「ユーロ売り・日本株買い」の新型アベ・トレードはほとんど解消されずに、逆に積み上がっていたから、追加緩和が十分に大規模なものでも、新型アベ・トレードのポジション...