2015-10-16

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TPP関連株は関税絡みよりも規制緩和絡みが本命

きのうのNY市場は、オプションSQ前日の急落しやすい地合いだったにもかかわらず、大した好材料もないのにダウは217ドル高と急伸した。また、中国ではきのうから為替取引の主流となっている為替予約の規制を大幅に強化したこともあってか、今日の上海総合株価指数は52ポイント高の3391ポイントと節目の3500ポイント(以前は中国政府の株価防衛ラインと言われた)に近づいてきた。ほぼ2か月ぶりの高値である。今日発表になった投資家別売買動向(10月第1週、5〜9日)も、外国人投資家が実に9週ぶりの買い越し(2102億円)となり、相場の潮目が変わったのではないかという見方が広がった。おそらく、オイルマネーを運用するヨーロッパ勢からの現物の投げ売りが、TPP(環太平洋経済連携協定)合意直前の9月末までに大方終了したのだろう。円高もあって、主力の輸出関連株の値動きは鈍いが、株式相場は世界的にポジション調整が一巡して、本格的な戻り局面に入った可能性が高いと思われる。ただし、来週月曜日発表の中国の7-9月期のGDP統計がかなり下振れするリスクがあるので、安心するのはまだ早いかもしれない。