2015-07-31

ブログ(会員限定)

月末のTPP大筋合意を織り込む相場に PART6

今日は決算発表シーズン前半のヤマ場となったが、事前にファナック・ショックで輸出関連の値がさ株が急落した反動もあって、思いのほか日経平均は堅調に推移している。また、月末でファンド勢などからドレッシング買いも入ったようだ。きのうの深夜からのニュースを見ていると、今回のTPP(環太平洋経済連携協定)閣僚会合は「大筋合意」ではなく、最終合意すなわち「妥結」を目指しているような感じがする。以前から甘利TPP担当大臣は今回の閣僚会合で「妥結を目指す」と発言しているのだが、報道ではそれがことごとく「大筋合意を目指す」に差し替えられているのである。大筋合意と妥結の違いは、大筋合意が政治決断の一歩手前の状態を指し、妥結はそれが済んだ最終合意の状態を指すことにある。政治的な交渉権限を持つ参加12カ国の閣僚が9か月ぶりに出張って来ているのだから、確かに大筋合意ではなく、やろうと思えば妥結も可能なのである。実は、今回の閣僚会合で妥結しないと、日程的に大統領選を来年に控える米国のTPP批准は、再来年以降になってしまうのだ。このため、明日のニュースでは電撃的に「TPP妥結」と流れる可能性が意外に高いと私は見ている...