2015-07-03

ブログ(会員限定)

ギリシャの国民投票は9割方織り込み済みか

5日のギリシャの国民投票を目前に控えても、今日の日本株は買戻しが優勢だった。日経平均は2時過ぎからプラス圏に浮上し、結局17円高で引けた。TOPIXは前場から前日比でプラスマイナスを繰り返していたが、プラス圏の方が長かった。個人投資家の売買比率が高い新興3市場はすべてマイナスだった。こちらは大イベントを前に手仕舞い売り、見切り売りが優勢だったと言える。株式新聞の連載コラム「山本伸の株式調査ファイル」でも書いたが、今回チプラス政権が強行しようとしている国民投票は、ユーロ離脱を問うものではない。新聞やテレビなどでは、国民投票が「NO」だった場合に、ギリシャがユーロから離脱し、以前使っていた通貨のドラクマに戻ると解説しているが、投票用紙には「EUや欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)が提示する改革案を受け入れるべきか?」としか書かれていないのだ。しかも、改革案がどういう内容かすら書かれていない。つまり、単純に改革案に賛成か反対かを問うだけの内容なのだ。したがって、仮に反対が過半数を超えても、ギリシャはユーロにとどまり続けるだろう。チプラス首相は、反対が過半数を超えた場合、EU側との...