ブログ(会員限定) 複数の大イベントに備えるべきか PART6
先週末、米議会下院ではTPA(大統領通商一括交渉権)法案が可決されたものの、TPP(環太平洋経済連携協定)によって失業した人を支援するTAA(貿易調整支援制度)法案が大差(賛成126、反対302)で否決されてしまった。オバマ大統領はTAA可決とセットでないとTPA法案には署名しないと宣言しているため、TPA法案は事実上、宙に浮いた形になってしまっている。下院では16日にTAA法案の再採決を行なうという。しかし、休日返上で反対派の切り崩しを行なったとしても、反対票を入れた議員の3分の1近くを寝返らせることは事実上不可能だと思われる。何らかの思い切ったバーター取引(TPA法案には賛成し、TAA法案に反対した共和党議員に対して、エネルギー政策などで譲歩する案が有力か?)が必要だろう。あくまでも推測だが、3回目の採決でやっと可決されるかどうか、ではないか。TAA法案は可決されるまで何度でも修正案を採決するだろうから、今月中には既に可決されたTPA法案とセットで下院を通過できるだろう。実は共和党サイドはこれを狙っていたフシがある。いわゆる「ごね得」というやつで、カナダから米国へ原油を運ぶパイプラ...
