ブログ(会員限定) 複数の大イベントに備えるべきか PART3
先週末の米雇用統計は市場予想を大幅に上回る内容だったが、やはり前回書いたように前倒しで相場に織り込まれていたため、株価はさしたる反応を示さなかった。反面、為替は一気にドル高に振れ、円相場は1ドル=125円の壁をあっさり突破した。強すぎる雇用統計が年内の利上げ観測を勢いづかせ、ヘッジファンドが一斉にドル買いに動いた感じだ。ただし、イエレンFRB議長が重視する「雇用の質(時間当たり賃金の上昇など)」に関しては、雇用者数が予想外に増加した割にはさほど改善していない。このため、9月に利上げを予想する市場関係者が1〜2割増えたかどうかのインパクトに過ぎないのが実情である。だから「円売り・ドル買い」の動きも、目先的には金曜日のニューヨーク時間でピークを付けた印象だ。少し気になるのは、今日の日経225先物(ラージ)の出来高である。実は今年の2月から先物の出来高が急減していて、中心限月(期近物)は1日で3万枚台しか出来ない日があるなど、ピーク時の半分程度まで減少しているのである(2年前のバーナンキ・ショック時は39.3万枚、翌日も35.4万枚出来た)。これはもちろん、投資銀行などに適用されるボルカー・...
