ブログ(会員限定) 複数の大イベントに備えるべきか PART2
今夜発表の米雇用統計は、よほど強い数字が出ない限り、日本株にとってはさして悪材料にはならないと読んでいる。きのうのNYダウが一時200ドル弱急落したのは、一昨日の欧州中央銀行のドラギ総裁の発言(われわれはボラティリティーが高い状態に慣れる必要がある)を受けた面もあるが、雇用統計の発表前に前倒しでポジションを解消する大口投資家がかなり出たことも表している。つまり、売るべき人は前倒しで売っているから、強い数字が出た場合でも、その半分くらいは株価に織り込まれたと見てよさそうだ。円相場が対ドルで1ドル=125円台、対ユーロで140円台に乗せたのも、米雇用統計発表に合わせたヘッジファンドのポジション解消(欧州市場では債券と株の利食い売りが中心)や、新たなポジション構築(債券売り・ドル買いが中心)が原動力になったと考えられる。つまり、雇用統計は為替相場にも半ば織り込み済みなのだ。今夜の雇用統計で、仮に相場が大きく荒れるとすれば、想定以上に弱い数字が出た場合だが、これは米利上げの先送り・株の買い戻しにつながる。しかし、現状の米景気の力強さから考えて、過度な下振れは想定しづらい。まとめると、マーケット...
