ブログ(会員限定) 約8年ぶりの円安
急激な円安・ドル高が始まったのは、きのうの日本株の大引け直後だった。いわゆるロンドンタイムに入るか入らないかの時間帯である。ちょうどその時、某新聞社の電話取材を受けていたのだが、為替相場が一気に動き出したので早めに切り上げさせてもらった。結局ドルは主要通貨に対して全面高となり、対円では7年10か月ぶりに1ドル=123円台に突入した。原因は先週末にイエレンFRB議長が年内の利上げを示唆したことと、米議会上院でTPA(大統領通商一括交渉権)法案が可決されたことの合わせ技と見ていい。欧米は25日・月曜日がバンク・ホリデーでマーケットが閉まっていたため、きのうのロンドンタイムが彼らにとって最初の取引になった。私は以前から、TPP(環太平洋経済連携協定)が妥結した場合、85年の「プラザ合意」に匹敵する規模の超円安(当時は超円高)が起きても不思議はないと予想してきた。TPP妥結に不可欠なTPA法案が前半のヤマ場を通過した以上、この程度の円安が起きるのはむしろ当然と言えるだろう。一方、年内の利上げに言及したイエレン発言の方は、様々な条件がついているため、結局は雇用統計など経済指標次第という、従来のガ...
