2015-05-08

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「ゴールデン・ウィーク危機」のメインターゲットはユーロ圏だった

「ゴールデンウィーク危機」とは、日本の大型連休中になぜか株価が急落しやすい現象を指す。これはヘッジファンドの中間決算に絡んで、彼らが「円買い・日本株売り」を大規模に仕掛けてくるというのがこれまでの通例だった。今回の大型連休中にも、日本株が大きく下落する中で多少の円高・ドル安が起きたものの、対ユーロではむしろ大幅な円安が起きているので、今回のヘッジファンドのターゲットは日本ではなかったと考えられる。ではどこがメインターゲットになったのかと言えば、これは5年前の大型連休中に起きた欧州債務危機と同様、明らかにユーロ圏だ。欧州中央銀行の量的緩和で大きく値上がりしたユーロ建て資産を、ヘッジファンドが大規模に利食ったり、ドテン売りを仕掛けたと推測される。日本株や中国株が急落したのは、そのとばっちりである。実際、代表的な株価指数のドイツDAX指数やフランスのCAC指数は、27日の高値から直近の安値まで8%前後急落する一方(日経平均は先物で一時5%安、NYダウは2%安にとどまっている)、通貨ユーロは対円で27日の128円台から135円台まで7円も急騰している。これは「ユーロ買い・ユーロ株売り」が大規模...