2015-01

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原油の急落とギリシャの政局不安をどう見るか PART3

前回も書いたように、世界的な相場の嵐が一服するのは22日(木)のECB理事会の直後か、あるいは25日のギリシャ総選挙の直後になると見られる。あるいは今週末16日の米国市場のSQも相場のターニングポイントになりうる大イベントだ。もちろん、これは短期的な相場の反転を予想するものである。過去3カ月で3回もかなりの規模の世界同時株安があったわけだから、それがまたしばらくしてぶり返す可能性は十分に考えられる。しかし、ギリシャやロシア絡みで政治的混乱が続くヨーロッパと、ジャンク債危機懸念に揺れる米国に関しては、相場の火種が再燃するリスクは日本よりもかなり高い。一方、日本に関しては、米国市場離れ、あるいは欧州市場離れという形で独自の相場展開に突き進む可能性が出てきた。とりわけ、今日のロイターや日経は、フロマン米通商代表が2カ月以内にTPP(環太平洋経済連携協定)を妥結させる意向だと伝えていて、それが事実なら、アベノミクスの成長戦略がこれまでと違って一気に加速するはずだから、2年前のアベノミクス相場の初期のような日本株独歩高の様相になっても不思議はない。もちろん、その原動力になるのは、買い余力が13兆...
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原油の急落とギリシャの政局不安をどう見るか PART2

シェールガスやシェールオイルの開発を行なう資源会社は、一般的にエネルギー企業と呼ばれることが多い。これは米国流の呼称を直訳したものだ。こうした新興のエネルギー企業が発行したジャンク債(ハイイールド債)の総額は約3000億ドル、円換算で36兆円程度になるという。原油の急落でエネルギー企業の経営破綻が相次ぎ、大量のジャンク債が次々にデフォルトすると恐れられていたが、きのう、その第一号が出てしまった。報道によると、テキサスのWBHエナジー社が負債60億円を抱えて破産法の適用を申請したという。しかしながら、昨年10月中旬、12月上旬、そして今回とたび重なる世界同時株安で、原油急落による悪影響は相当に株価や為替相場に織り込まれつつある。もちろん、エネルギー企業の経営破綻が相次ぐのはこれからだが、それはもう半分近く相場に織り込まれた可能性がある。なにしろ、悪材料の連鎖は投機筋の活躍によって極めて短期間に相場に織り込まれてしまう性質がある。それに対して、原油急落のプラスの影響が相場に織り込まれるのは、マイナスの影響が織り込まれた後、非常にゆっくり、しかも長期にわたって少しずつ相場に織り込まれる。いわ...
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原油の急落とギリシャの政局不安をどう見るか

新年あけましておめでとうございます今年もよろしくお願いします新年早々、株も為替も大荒れの相場となっている。今回の世界同時株安の主因は、1カ月前の同時株安とほぼ同じで、原油の急落とギリシャの政局不安だ。まったく同じ材料で二回も世界的な急落が起こるのは、それだけ根が深いと見るべきだろう。ロシアの財政破綻やシェール・バブル崩壊による米国のジャンク債危機、ユーロ圏の分裂など、この2つの悪材料からもたらされる危機は盛りだくさんだ。マスコミではまだあまり騒がれていないが、米国のジャンク債危機に警鐘を鳴らす専門家は少なくない。シェールガスやシェールオイルの開発を行なうベンチャー型の資源会社は、株式よりも社債(実際には高利回り債=ハイイールド債≒ジャンク債)を発行して資金調達をするのが主流だ。こうした社債の相場はいま大崩れしている。では、そうしたシェール関連の社債を誰が買っているのかだが、最も多く保有しているのはヘッジファンドと見られる。もちろん、米国ではハイイールド・ボンド・ファンド(≒ジャンク債ファンド)の人気が高く、年金基金や保険会社、個人投資家が間接保有しているケースも相当に多い。シェール関連...
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1月の絆の会のセミナーは9日(金)です

今月は、月初めの開催です。●日時:2015年1月9日(金)18:30~20:30●会場:東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1会議室セミナーへのご参加、録音CDのお申し込みは↓
講演会・イベントのご案内

新年おめでとうございます

旧年中は大変お世話になり、ありがとうございました。絆の会は本年もブログによる情報発信やセミナー等での交流を通じて、皆様のお役に立てるよう努めてまいります。引き続き山本伸と絆の会へのご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。2015年が皆さまにとって良い年になりますように!絆の会・事務局